【 介護ロボットの普及をめざして 】
- いぎなり東北産 吉瀬真珠です。今日は協会の活動や介護ロボットなどについてお話をうかがいたいと思います。よろしくお願いします。
- 東北医療・介護ロボット普及協会の大友敬裕です。よろしくお願いします。
- 協会はどんな活動をしているのですか?
- 医療・介護施設の人材確保と離職防止を目的に、業務負担を減らすことができる「医療・介護ロボット」を普及させるため、2017年に東北医療・介護ロボット普及協会が発足しました。展示会やセミナーの開催を通して、医療・介護ロボットの普及を目指しています。
- 医療・介護ロボットとは、どんなものなのですか?
- いろいろな種類がありますが、介護施設で使われるものでいうと、腰の負担をやわらげる「アシストスーツ」があります。介護施設で利用者さんの体を抱えたりするスタッフの中には、腰痛で困っている方が多くいます。また、腰痛がひどくなりすぎて離職をしてしまう方も。そういった方の役に立つのが、介護ロボットなんです。
- 確かにすごく役立ちそうですね。他にもありますか?
- 利用者さんの部屋に設置する「見守りセンサー」も分かりやすいものの一つです。介護施設では、夜間にスタッフが必ず利用者さんの部屋を回って様子を見ているのですが、センサーがついていれば、ベッドからの転落などの事故を未然に防ぐ事ができますし、部屋を回って確認する回数も減らすことができるんですよ。
- 確かに夜間の見守りは大変だと思います。
介護ロボットが導入されると、介護の現場は負担がどんどん減っていきそうですね!
- そうですね。現場の少人数化は難しいですが、介護ロボットを使うことで、業務の負担を減らすことは可能になります。少子高齢化により、介護施設の人手不足はさらに大きな問題になりますが、その解決策の一つとなると考えています。