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INTERVIEWもっと教えて!職員インタビュー

いぎなり東北産が行く!
介護を支える現場レポート
Vol.3

いぎなり東北産 吉瀬真珠さんが突撃!

いぎなり東北産 吉瀬真珠さんが突撃!

介護ロボットの普及をめざす
東北医療・介護ロボット普及協会。
介護を支える仕事の現場に行ってきました!

介護ロボットの普及をめざして

吉瀬さん
いぎなり東北産 吉瀬真珠です。今日は協会の活動や介護ロボットなどについてお話をうかがいたいと思います。よろしくお願いします。
大友さん
東北医療・介護ロボット普及協会の大友敬裕です。よろしくお願いします。
吉瀬さん
協会はどんな活動をしているのですか?
大友さん
医療・介護施設の人材確保と離職防止を目的に、業務負担を減らすことができる「医療・介護ロボット」を普及させるため、2017年に東北医療・介護ロボット普及協会が発足しました。展示会やセミナーの開催を通して、医療・介護ロボットの普及を目指しています。
吉瀬さん
医療・介護ロボットとは、どんなものなのですか?
大友さん
いろいろな種類がありますが、介護施設で使われるものでいうと、腰の負担をやわらげる「アシストスーツ」があります。介護施設で利用者さんの体を抱えたりするスタッフの中には、腰痛で困っている方が多くいます。また、腰痛がひどくなりすぎて離職をしてしまう方も。そういった方の役に立つのが、介護ロボットなんです。
吉瀬さん
確かにすごく役立ちそうですね。他にもありますか?
大友さん
利用者さんの部屋に設置する「見守りセンサー」も分かりやすいものの一つです。介護施設では、夜間にスタッフが必ず利用者さんの部屋を回って様子を見ているのですが、センサーがついていれば、ベッドからの転落などの事故を未然に防ぐ事ができますし、部屋を回って確認する回数も減らすことができるんですよ。
吉瀬さん
確かに夜間の見守りは大変だと思います。
介護ロボットが導入されると、介護の現場は負担がどんどん減っていきそうですね!
大友さん
そうですね。現場の少人数化は難しいですが、介護ロボットを使うことで、業務の負担を減らすことは可能になります。少子高齢化により、介護施設の人手不足はさらに大きな問題になりますが、その解決策の一つとなると考えています。

インタビュー風景

介護施設との深い関わり

吉瀬さん
大友さんが介護を支える仕事に就こうと思った理由はどんなことですか?
大友さん
私が就職活動をしていたころは、ちょうど介護保険法の成立から、介護保険制度が始まるころでした。老人医療・福祉の需要が高まると感じ、興味を持ったことが理由です。
吉瀬さん
普段はどんなお仕事をしているのですか?
大友さん
協会の母体は(株)シバタインテックと共立医科器械(株)の2社なのですが、私はシバタインテックに勤務し、お客さまである介護施設へ、業務効率化のご提案などをしています。
吉瀬さん
介護施設との関わりが深いですね。
大友さん
はい。業務効率化のご提案では、介護ロボットを商品の一つとして紹介することもあります。
吉瀬さん
介護ロボットを導入する介護施設は増えているのですか?
大友さん
はい、増えております。
介護ロボットを導入するポイントとしては、現場で何が課題となっているかを分析し、課題解決の為の機器の選定をする事。そして可能な限り実機検証を行い、導入後も継続的に研修、訓練を行う事がポイントになります。管理者側と現場側が介護ロボットを活用する事に関して、合意形成が取られている事が重要です。

インタビュー風景

介護ロボットに触れられる展示会

吉瀬さん
年に一度、協会主催の展示会を行っているとお聞きしましたが、どんな内容なのですか?
大友さん
「医療と介護のロボット展」と題し、介護現場で働く方たちに、実際に介護ロボットを見て、触れて、使ってみることができる場を提供しています。
吉瀬さん
会場を訪れた方の反応はいかがですか?
大友さん
やはり実際に見ることができるので、「すごく参考になった」という声が多いですね。その後、施設で使ってみたいという事例もあり、導入へのきっかけになることがあります。
吉瀬さん
実際に導入されてからの感想などはありましたか?
大友さん
見守りセンサーを導入した施設から、訪室回数が減って、現場の方の負担が軽くなりました、という話を聞いており、私としてもとてもうれしく感じています。
吉瀬さん
展示会は今年も開催されるのですか?
大友さん
はい、今年は宮城県の共催で8月に開催することが決まりました。

現場に選ばれる介護ロボットを

吉瀬さん
今後の展望を教えてください。
大友さん
介護施設が必要とするロボットを、メーカーさんと一緒に作ることで、その現場に合う介護ロボットを提供できるようなサポートをしていきたいと思っています。
吉瀬さん
宮城県に介護ロボットを作っている会社はあるのですか?
大友さん
私の知る範囲ではまだ無かったかと思いますが、将来的に、宮城県の企業と協力して作ることは可能だと思っています。
吉瀬さん
それは楽しみですね。
大友さん
介護施設の利用者の方々のためにもなることですので、介護ロボットを通じて、介護の現場を支えていきたいと思います。
吉瀬さん
今日のインタビューを通じて、介護施設ではないところで、介護を支える仕事があると知ることができました。ありがとうございました。
大友さん
ありがとうございました。

インタビュー風景

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