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INTERVIEWもっと教えて!職員インタビュー

いぎなり東北産が行く!
介護士さんが働く現場レポート
Vol.4

いぎなり東北産 安杜羽加さんが突撃!

いぎなり東北産 安杜羽加さんが突撃!

介護職は奥が深い仕事。
ケアについて考えることがやりがいという、
介護士さんが働く現場に行ってきました!

介護職に関わるようになった経緯

安杜さん
いぎなり東北産 安杜羽加です。今日は介護の仕事やこちらの施設のことについて、いろいろお聞きしたいと思っています。よろしくお願いします。
我妻さん
よろしくお願いします。
安杜さん
まず、我妻さんは保育科を卒業されていて、保育士の資格もお持ちですが、なぜ介護の仕事をすることにしたのですか?
我妻さん
保育科を選んだのは、高校生の時にボランティア部に所属していて、地元の人たちとの交流が多く、子供との関わりが楽しいと感じたこと、また顧問の先生に保育士に向いていると言われたことが理由でした。
安杜さん
そこからどんな変化がありましたか?
我妻さん
短大の実習を通して障がい者支援施設に興味を持ちまして、子供と接するのとはまた違った奥深さを感じました。 実は就職をする際には、障がい者支援施設で働くつもりで、こちらの法人を受けたんです。でも内定をもらった際に配置先が特別養護老人ホームだったので、そこから介護の仕事に関わることになりました。
安杜さん
配属が介護施設になったときはどう感じましたか?
我妻さん
勉強してない!と思いました(笑)。そして、みんなの足を引っ張ってしまうかもしれないけど、とりあえずはやってみようと思ったんです。
安杜さん
やってみようと思えたのには、どんな理由があったのでしょう。
我妻さん
どこで働くにしても、最初は環境に適応するまで大変です。それに、先輩方がみんな優しく、困っていると何度でも助けてくれたことや、自分を守ってくれると感じられたことが大きかったです。
安杜さん
最初のころと、少し経ってから、変化はありましたか?
我妻さん
最初は毎日が同じことの繰り返しだと感じていましたが、利用者さんのできることが増えたり、考えたケアが良い結果を生んだりということがあり、長期的に考えながら働けるようになってきました。

インタビューの様子

介護職の奥深さ

安杜さん
介護職に対する考え方が大きく変わったきっかけはありますか?
我妻さん
入職1年目に受けた初任者研修が転機の一つかもしれません。ただお世話をするだけではなく、すべてのケアに意味があると教えてもらい、意識が変わりました。
安杜さん
すべてのケアに意味がある、というのはどんなことですか?
我妻さん
例えば食事をするときに、むせてしまう利用者さんだからといって、すべてを細かく刻んでしまってはダメなんです。形のあるものを食べたいという本人の希望を活かし、形を残して食べてもらえるものはどれかを考えるのがケアの一つだと思っています。
また、遠慮して何も言わない方の思いをくむこと、言葉の裏にあるニーズを捉えること、要求が出る理由を考えることなどが必要です。そういうところに奥深さを感じます。
安杜さん
そういう観点を持てることがすごいと感じます。発言の裏にある思いを考えるには、やさしさがないとできないと思います。
我妻さん
でも気づけていないことがまだまだあります。そういうことを忘れないようにしたいと心掛けています。
安杜さん
私たちの仕事にも通じるところがあると思いました。関わる人たちに、何をあげられるかを考えることがよくあります。

インタビュー風景

勤務体制とお休みの過ごし方

安杜さん
施設の概要や、具体的なお仕事の内容など教えてもらえますか。
我妻さん
特別養護老人ホームは、要介護3以上で、一人で生活するのが難しい方が入所しています。長期の方は54人、短期の方が16人。私は長期の利用者の方の、食事、入浴、排せつの介助をしています。
安杜さん
やさしく指導してくれる先輩の話は先ほどお聞きしましたが、同僚の方とはどうですか?
我妻さん
実は、中学の同級生と高校の同級生が同じ職場にいます。自分が紹介して入職しました。
安杜さん
人にすすめられる仕事ってすごいです。同級生がいると楽しそうですね。
我妻さん
そうですね。施設のイベントで一緒に踊ったりしています。仕事についてはお互いに注意しあえるいい同僚です。
安杜さん
どんな勤務体制ですか?
我妻さん
シフト制で夜勤もありますが、夜勤明けだと午後は自由時間になりますし、3日に一度休み、月に10日間も休みがあるんです。激務だと聞いていましたが、休みが多くて、平日休みには役所とか銀行にも行けるので、自分には合っていると思っています。
安杜さん
お休みの日はどんなことをしていますか?
我妻さん
体が資本なので、自宅で筋力トレーニングをしています。ほかには、YouTubeを見たり、映画鑑賞したりして過ごします。また、車が好きなので、温泉など旅行もよくしますよ。

髙橋さんと利用者さんと安杜さん

仕事のやりがいと目標

安杜さん
仕事についていろいろと聞いてきましたが、一番やりがいを感じるのはどんな仕事ですか?
我妻さん
利用者さんに対してケアを模索しているときや、そのケアがいい結果を生んだ時にやりがいを感じます(笑)。
安杜さん
どのようにケアの内容を考えていくのですか?
我妻さん
私が担当している方は4人いて、それぞれの方について、長期的なケアの計画を立てています。周りのスタッフから情報を集めて3カ月ごとにチェックし、ケア内容を見直したりしています。
安杜さん
模索するのがやりがいになっていることがすごいと思います。ほかに、モチベーションになっていることはありますか?
我妻さん
「ありがとう」という言葉や、落ち込んでいるときに利用者さんからかけられる「永君が一番いい!」という言葉です。
安杜さん
分かります!落ち込むことがあっても、自分を好いていてくれるファンがいると思うとやっぱりうれしいです。
我妻さん
声をかけてくれる人は僕のファンだな、と思います(笑)。
安杜さん
きっとそうです(笑)。
最後の質問になりますが、今後の目標を教えてください。
我妻さん
いずれはケアマネージャーや社会福祉士の資格を取りたいとは思いますが、知識と技術が圧倒的に足りていないので、もっと勉強したいです。
安杜さん
とても前向きですね!
我妻さん
先輩方のように、もっと利用者さんのニーズに気づいたり、必要な処置ができるように経験を積んでいきたいと思います。
安杜さん
我妻さんの、もっと人に寄り添いたいという気持ちが素敵だと思いました。どんな仕事でもそれは大切なことだと思いますし、深く考えさせられました。介護職は魅力的な仕事だと思います。今日はありがとうございました。
我妻さん
ありがとうございました。

髙橋さんと安杜さん

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