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いぎなり東北産が行く!
介護士さんが働く現場レポート
Vol.2

いぎなり東北産 橘花怜さんが突撃!

いぎなり東北産 橘花怜さんが突撃!

毎日がうれしいことの積み重ね。
そんな介護の現場に行ってきました!

介護の仕事を選んだ理由

橘さん
はじめまして、いぎなり東北産の橘花怜です。今日は介護施設で働く小川さんからいろいろなことをお聞きしたいと思います。
小川さん
よろしくお願いします。
橘さん
まず、このお仕事を選んだ理由を教えてください。
小川さん
祖母が若いうちに病気になり入院していて、よく母と一緒にお見舞いに行っていました。祖母は度々つらそうな様子を見せるときがあり、看護師をしている母はその都度対応できているのに、私はいつも見ているだけ。そのうちに亡くなってしまい、何もできなかったことがとても悔しくて。その思いが介護施設で働きたいと思うようになったきっかけです。
橘さん
高校では介護を学んでいたんですか?
小川さん
いえ、全くです。高校では保育科に所属し、卒業後は専門学校に通いながら美容室で働いていました。でも「悔しい思いをするのは、ばあちゃんのときを最後にしよう」と考え直し、紆余曲折ありつつも、この茂庭苑に就職することができました。
橘さん
信念を貫いていて、とてもかっこいいですね。
いろいろな介護施設がある中で、こちらに就職を決めた理由はどんな点でしたか?
小川さん
職場の風通しが良く、離職率が低いと聞いたことが決め手になりました。実際に働いてみて、職員同士が仲良く、ストレスフリーで楽しく仕事ができています。
橘さん
それは一番ですね!
この施設はどんな方たちが利用しているんですか?
小川さん
要介護度が高めの利用者さんが多く、約100名が施設で暮らしていて、約30人は1泊2日や1カ月などの短期でご利用する方々になります。最期まで、安心して、穏やかに過ごしていただくために生活支援をする場所です。
橘さん
たくさんの方たちの「家」なんですね。
その中で、小川さんは普段、どんな仕事をしているのですか?
小川さん
食事や入浴、排せつなどの介助が主な仕事です。一人ひとりに合わせた介護を目指して、働いています。

インタビュー風景

仕事のやりがい

橘さん
仕事のやりがいをどんなところに感じていますか?
小川さん
人生の最期に介入できるということは、ほかの仕事ではなかなかできないことだと思っています。人生最期のときを、苦痛なく、穏やかに、楽しく過ごしてもらうことを大事にしていますし、それがやりがいにもつながっていると感じています。
橘さん
確かに、それは大切な仕事ですね。
普段の関わりの中で大切にしていることはありますか?
小川さん
一人ひとりの利用者さんをきちんと観察して、好きなこと、普段の過ごし方を知ることで、良い関わり方ができます。担当の利用者さんは決まっていますが、ほとんどの利用者さんとふれあう毎日です。情報を共有したり、自分なりに試行錯誤しながら、よく知ることを心がけています。
橘さん
仕事の中で感じる、うれしい瞬間などを聞いてみたいです。
小川さん
認知症の方は、ふとした時にクリアになる(現状をきちんと把握できる)瞬間があるようで、そんな時に私の手を握って「ありがとうね~」と言ってくれます。本当にうれしいです。このことに限らず、何かしらうれしい瞬間が毎日あるので、モチベーションにつながっているかもしれません。

インタビュー風景

お休みの過ごし方

橘さん
月にお休みはどれぐらいありますか?
小川さん
早番、遅番、夜勤などの勤務形態があり、3日に1日はお休みです。リフレッシュ休暇などもあります。
橘さん
いいですね!お休みの日は何をして過ごしていますか?
小川さん
趣味は音楽と釣り。小学生から吹奏楽部に所属し、アルトサックスを吹いています。ここに入職してからは、柴田町のアマチュア吹奏楽団「槻木ウィンズサークル」に所属して演奏しています。また、海釣りが好きで、暖かい時期は一人でも行きますよ。
橘さん
すごいですね。お名前に「音」がついていますし、やはり音楽がお好きなんですね。
小川さん
そうですね、父の影響もあって。
職場の人はスポーツ観戦やマラソンが趣味の人がいたり、みんな多彩な趣味を持ってるんですよ。
橘さん
その充実感は利用者さんにも、伝わりそうな気がします!

小川さんご提供写真
小川さんご提供写真

あこがれの先輩や今後の目標

橘さん
職場はどんな雰囲気ですか?
小川さん
ここでは先輩がマンツーマンで指導を行う「プリセプター制度」を導入しているので、1年間先輩がついて教えてくれます。しっかり教えてもらう時、ふざける時と、メリハリのある楽しい時間を過ごせています(笑)。
橘さん
楽しそうです。すごいなと思う先輩はいますか?
小川さん
技術的なことはやはりプリセプターの先輩。また、利用者さんへの声掛けや接し方についてはすごい先輩がいて、常にその方の背中を見ています。
橘さん
どんなところがすごいんですか?
小川さん
忙しいときでも、利用者さんに何かを頼まれたらすぐに飛んで行って対応しています。嫌な顔や態度は一切せず、ユーモアで返せる人なんです。
橘さん
そんな先輩やスタッフの皆さんがいる環境で、人生最期のときを過ごせるのは素敵なことですね。
小川さん
橘さんもあこがれの先輩はいますか?
橘さん
私がもともとアイドルを目指すきっかけになった人、「ももいろクローバーZ」の佐々木彩夏さんがあこがれの存在です。見せ方がとにかくプロなんです。
小川さん
そうなんですね!
橘さん
最後に今後の目標を教えてください。
小川さん
現在は介護職員初任者研修の資格しか持っていませんが、いずれは実務者研修、介護福祉士の資格、喀痰(かくたん)吸引※の資格も取得したいですね。資格取得は昇給やキャリアアップにもつながるので頑張りたいです。
橘さん
目標に向かって、頑張っている姿が素敵です。
今日はありがとうございました。
小川さん
ありがとうございました!

インタビュー風景

※喀痰吸引:痰や唾液、鼻汁を機械で吸引するなどの医療行為。介護福祉士と一定の研修を受けた介護職員等が、一定の条件の下にたんの吸引等の行為を実施することができます。/ 参考:喀痰吸引等制度について|厚生労働省

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